身欠きニシン甘露煮の作り方 板前仕込み by とらやまねこ 2024/12/27

煮くずれなし艶良く、プロクオリティーです!?

ここ数年、お正月用にと身欠きニシンの甘露煮挑戦している。昨年から慣れてきたのか旨くできるようになり、また今年はより簡素化した作り方となったので、ご報告です。
またYutakaさんの「身欠きにしんの甘露煮の作り方」https://www.icoro.com/2023061212567は大変参考になりました。御礼申し上げます。
板前仕込みとは、修業時代に習った魚の甘露煮の作り方をもとにしているということで、水を使わないのが基本です。

1.ソフトにしんを使うのが無難です。購入後すぐ調理に取りかかれます。500グラムです。(今回のは若干堅めの干物という感じ)

2.にしんは鱗、中骨、背びれなど食べられない所を包丁で取り去ります。3〜4cm幅に切ります。

3.下茹で。鍋ににしんを入れ満たすように水を注ぎます。お茶のパックを一つ入れて、火を入れ、沸いてから40〜60分煮ます。終わったら、煮汁を捨てますが、その際鍋の蓋などで抑え、身がこぼれ落ちないようにして煮汁を捨てます。その後、同様の方法で冷水にて2回ゆすぎ洗いをします。
 柔らかくなっていますから、身を崩さないための工夫で、ゼラチン質の皮を傷めることもありません。

4.清酒カップ1.みりんカップ1.三盆糖1/2カップをそのまま鍋に入れ溶かして、30〜40分間ほど煮込みます。砂糖が入りますので身は幾分硬くなります。

5.次に醤油1/2カップを加えて、10〜20分間ほど煮込みます。薄味にするならここで止め、一晩おいてから試食をして判断します。

6.最後の調整段階です。味を一段濃くします。醤油1/4(標準的)〜1/2(からめ)カップ、三盆糖1/4(標準)〜1/2(甘さ強め)カップ加え、さらに10分ほど煮込みます。一晩おいて完成です。くっきりはっきりした味に仕上がります。