アトレー・リモコンキー・電池交換 by とらやまねこ 2024/11/11
はじめに
ダイハツ車なので、電池交換の記事は良く見受ける。
女房が一回買い換えて、7〜8年、いや10年くらいは使っていたか。
作業する
電池を交換するときには、通常は電源が落ちた状態となるが、保存されたデータを消失しないよう、大事をとってホット(ON)の状態で行う。
よって外部に電源を設け供給する。作業は動作中となるので、ショートなどは御法度である。
ただ電源が落ちた状態にしても、ROMに保存されたデータは消失することはなさそうである。
また半田ごては、やはりICの破壊防止とデータ消失させないように、リークのないセラミックヒーター型を使用する。
外す手順
リモコンキー本体の合わせ目に、薄いへらを入れて少しずつ拡げると割と簡単にパカッと割れる。
基盤を出して、電池CR1632を外すのだが、タブは両極ともスポット溶接にて付けてあるので、簡単には外せない。(もともとがタブ付のCR1632だろう)
カッターで切ることはできないが、小型のニッパーなら切れる。タブの両脇を折り曲げて、ニッパーの刃が入れられるようにする。
バックアップ電源はRC2032、この状態でキーのロックなど可能となる筈。
パナ製の古い電池RC1632を外したところ、両極ともタブの溶接部分は強く確実なので、外すのが難しい、ショートさせないように気をつけて作業する。タブは切らずに残しておく。基盤上部のループのパターンがアンテナか。赤い○は後述のマイナス極のハンダ付けの位置である。
新しい電池を装着する
0.2〜0.3mmφのエナメル線を使い、電池の電極--タブの穴、に各直接ハンダ付けするので、特に電池の電極へのハンダ付けは過熱させず、最低限の短時間で済ませることが肝要。
ハンダ付けは面倒だが、そうしないで接着剤の圧力のみで電池の導通をとることは、長期間は難しく信頼性に欠ける(以前ミラのでやった経験から)。確実に導線で繋ぐことにした。
マイナス極から行うが、盛ってしまった余分な半田はヤスリで削って、高くなりすぎないように工夫する。高いと最後に本体がはまらなくなるので注意。ただ導線で配線するので、タブ自体を外しても構わないと思う、高さの制限はクリアーされるだろう。
電池のハンダ付けの位置は、中心ではなく、タブにあたらないように外周へ外れたところが良いようだ、またあまりに外周では、プラス極とのショートの恐れがある。
プラス極の配線。電池RC1632はダイソーにて購入。ハンダ付けは赤い○の外周付近。
次に、バッアップ電源を外す。 最後に、エポキシ接着剤、EP001Nにて電池の横を封して、固定する(普通の2液エポキシ接着剤やシリコンでも可だろう)。 元通り本体に組んでパカッとはめて終わり。