この歌(song)は現在、UK版Hounds Of Love「愛のかたち」CD 1997 に、ボーナストラック track16として収録されています。
私見では「究極のラブソング」かと思い、その思いこみから和訳を試みました。聴くたびに涙が出る曲です。
ちなみにオッサンは"Never Be Mine"もだいすきですが・・何か
追伸)12/30今晩 ”YOUTUBE”にこの歌のカバーを載せました。Cover By HajimeSudoリンク



Kate Bush 「Under The Ivy ツタの木の下に」Running up That Hill, Single, EMI, B side,Aug 1985
和訳、邦訳 translation into Japanes by HajimeSudo 2009/12/23


[ It wouldn't take me long To tell you how to find it To tell you where we'll meet
This little girl inside me Is retreating to her favourite place

Go into the garden, go under the ivy Under the leaves, away from the party
Go right to the rose Go right to the white rose

I sit here in the thunder The green on the gray I feel it all around me
And it's not easy for me To give away a secret It's not safe

Go into the garden, go under the ivy Under the leaves, away from the party
Go right to the rose Go right to the white rose

Go into the garden, go under the ivy Go under the leaves with me
Go right to the rose Go right to the white rose

I'll be waiting for you

It wouldn't take me long To tell you how to find it ]


「 もう少しすれば、どのようにしてその事に気付いたのか、あなたに話すことができるでしょうし
私たちがどこで会おうかと話すこともできるでしょう。

私の中の小さい少女が、お気に入りの場所に逃げたがっている。

仲間から離れて、庭に入っていき、ツタの木の下(もと)に行って、その葉の下に。

右に行けば、バラの花があり、右に行けば白いバラの花がある。

私はここ、雷鳴の中にたたずむ、灰色の空に緑の色。私のまわりにそれを感じる。

その事(秘密)を打ち明けることは難しいこと。それは危ういこと、そして決してできないこと。

仲間から離れて、庭に入っていき、ツタの木の下に、その葉の下に。

右に行けばバラの花。右に行けば白いバラの花。

あなたには、私と一緒にその庭に入って、ツタの木の下へ、その葉の下へ行ってほしい。

右に行けばバラの花があり、右に行けば白いバラの花がある。

そして私はあなたのことを待ち続ける。

そう、もう少しすれば、どのようにしてその事に気付いたのか、あなたに話すことができるから。 」


[訳者コメント] 下線付き言葉「その事(it)」の理解が鑑賞のポイント、 下線付きの「秘密(secret)」と同じことを指すと思われ、
何度も登場する理由は、それが「愛しい人への思い、愛」を暗示するから、だが彼女はそれを口に出すことが出来ないし、理由は明らかではないが、
彼氏に告げることもできそうにない(It wouldn't take me longの反語、ちなみにKateの歌詞には反語表現が多い、訳文はそのまま)だからツタの木の下(Under the Ivy)にそれをしまう。
最後に近い、深い余韻を残すことになる「あなたのことを待ち続けようと思っているの(I'll be waiting for you)」の句から、この詩の全体的な意味がようやく理解できます。
〜だと思うのだけれども、ご本人に訊いてみたいところです、白いバラの花言葉は「無邪気、清純、純潔」バラの花言葉は「愛、美、〜あなたを愛します」
別の観点からは、A面の「Running Up that Hill」に語られている恋愛とは正反対の「愛のかたち」ではないかと感じるのです。
そういえば"Dreaming"のジャケットにもアイビーが映ってますね、何かしらの思い入れがあるでしょうか?