NEC VP-WP119 LS550/E バッテリーパック電池交換 2021/10/27

必要なのはepiROMの書き換え?

○「バッテリーリフレッシュ診断ツール」
バッテリー診断プログラムから「著しく劣化している、交換しましょう」なる文言が表示されて、数年経つ。バッテリーは外して使用していた。
息子が以前使ってたノートで、彼は新調したので、不要となって保管はしておいたが、急仕事でXPでは無理でWIN7でないと走らないアプリの使用のため復活(この人は通常ノートは使わず、デスクトップはまだxpを使っていて7台もあるが、win7のはひとつもない)。
単に自分で電池の交換をしてみたくて、タブ付き18650を4本購入した。

○殻割り
バッテリーパックを開ける必要があり、通称殻割りという。元に戻せることを第一に考える。
プラスチック素材であるので、暖めていた方が幾分か外れやすい、やり方は合わせ目にマイナスドライバーやへらを差し込み、徐々に広げていく。
始めは両端の側面から外す、次にターミナルのある側から外す、注意するのはその面のターミナル近辺の奥には基盤があることで、下手をして基盤を損傷しないように注意をする。
かなり根気のいる仕事で、二度目の経験。少しずつ広げること。
外れたら、次は薄く合わせてある側に取りかかるが、ここにへらを差し込んでも先ず外れない。ので全体を斜めに変形させ片側から外していくとガバっといっぺんに外れる。

○電池交換
電池は底が両面テープで貼り付けてあるので、やはり熱を加えると外れやすいが、無理矢理でも大丈夫。2200mAhのSANYO製だ。
配線を外し、電池を4本つながったまま外す。新しい電池はそれをまねてタブを合わせてハンダ付けする。左側の2本並んだところはタブの折り曲げ等して工夫しないと繋がらない。注意するのはプラス極のタブで、ハンダ付けの際、折り曲げてマイナス極となるケースにショートしないように紙を挟むとかの絶縁をする。ここではそのままヒシチューブ。温度センサーも接着剤でつけて、テープで固定する。

○試運転
誤配線なきを確実に確かめ、ケースを閉じないで、試運転をする。異常、問題ないならケースを閉じる。作業はこれで終了。
ただ30分で充電完了となる、速すぎない?充電。

○再びバッテリー診断プログラム
新しい電池になったから、劣化しているとは表示されないと思っていた。
しかし相変わらず表示は「劣化しているので、要交換」とでるし、使用開始も2011年と変わっていない。ということはバッテリーパックのepiROM情報からすべてをはじき出している気がする。劣化の表示は仕様から決められた時間でされるとか、或いは本当にバッテリーの健康状態を監視して、劣化した時点での情報は記録されるが、リセットはされない。ただ電池本体に関しての情報がないのは困る。というのでそんなプログラムを捜すと。

Yuryu's Battery Information YURYU氏のバッテリー情報プログラム
(YbInfo.exe)があったので、感謝しつつ使わせてもらったら。充電容量の設計値は30Whなのだが、1/4の7.5Whが充電容量となっている。多分劣化した?として落としているわけであり、安全策だねと。だから30分で完了したのだ。
この後、1/4で何分くらい動くかと試すと、30分ほど持つと予測されており、実際アイドリングで30分動作した。自動的にシャットダウンのプロセスに入り、ガス欠ということで終了。しかし1/4というのは淋しい。
次に、もう一度充電して同様に動作させると、同じく30分ほどは持つといいつつ、実際には60分でも止まらない、残量電力は2分間分の表示がズッート続いた。即ち真の値ではないということだ。実際には1/4以上の電力が電池には充電されていたということだ。電圧は徐々に4.4Vに低下していった。
ただこの時は充電のみ行い、OSは立ち上げなかった。60分間はできていたと思う。

○結果と考察
バッテリーパックのepiROM情報は書き換えなければ、警告は出続けるのが、不満。
今後ランニングテストをしてフル充電ができるのかは確かめないと分からないが、1/4しか充電されないということはなさそう。
あと古い電池が本当に劣化していたのかも疑わしい場合、充電後、動作させて10分も持たないようでは劣化したと考えて良いだろう。
ということで診断プログラムを真に受けないことは肝要である。確認することだ。
しかし実用的かと問われればそうとはいえず、新品を購入した方が良い。やっていることは好奇心と趣味の範疇だ。

メモリースロットのピンが折れた 貴方ならどうする?

上記ノートの修理話。息子に8年以上は酷使されていたが、〜数年ぶりの起動で、何とか起動する。さすがはNEC製とおもっていたの持つかの間、なかなか起動しなくなった。
そのうち一切無理。ああタダのがらくたになってしまったかと嘆きつつも、例によって裏蓋を開けるとCPUは回っている様子。暖か。
手前のメモリーを外してみると、起動する。何の問題もなく動作する。
ということは、2GBサムスンメモリーの故障と思いこみ、ヤフオクで同じものを入手する。
がもしやと思い表スロットピンをルーペで丁寧に観察すると、切れ込みから右7番目のピンが出ていない。針で出すと動くが、そのうち外れて行方不明となった。ピン折れが分かったので、故障と疑われたメモリーを、下スロットで交換すると、動く。メモリーが壊れたわけではなかった。とすれば、どうする???考えれば

1.下スロットに4GB一枚入れる
2.ピンを交換する
3.メモリーとピン基部を配線する という解決策3案。

1.は金がかかる(4GBをまた買う必要あり)、2.は技能的に折れたピンの撤去と新しいピンの設置に関しては未知数。ピンが容易に入手でき、可能なら、一番スマート 3.は技能的に可能だが格好が悪く、後の互換性は低く、しかしメモリーも使え無駄がなく金はかからない。まあもういい加減使い込んだノートなので3.案を採用。

配線には0.12Φのエナメル線を使った。0.12あれば切れにくい。先ず線を少し長に切り、片側を半田メッキする。こつとしてはスロットピンの間隔は狭いので、そこに半田をつけて溶かすことはできない。せいぜいブリッジしてしまう。だからその分の半田を適量、線の方に付けておく。
スロット基部のハンダ付け箇所にハンダ付け、メモリー裏側は金メッキしてある少し上を半田メッキしてから線をハンダ付けする。
スロットにメモリーを挿し、両方の線を合わせてハンダ付けし、余分な長さの線を切る。絶縁の紙を挟みテープで固定して完了。
起動しましょうとしたら、起動しません。
もう一度誤りがないか確認すると、メモリーの切れ込みから7番目でなく8番目に繋いでた。7番目に繋ぎ直す。
起動しましょう。今度は大丈夫、立ち上げてCPU-Zとシステムで確認すると4GBとなっている。
真ん中中央下の銀色のポチがハンダ

Win7pro32bitSP1クリーンインストールと認証(デュアルブート構成)
コアシールとDELLのDVDセットを入手。WEB仕事用デスクトップPCにインストールの話。

○準備
XPとのデュアルブートにしたかったので、120GBのHDDを他のPCにて20GBと残りにパーテーションし、クイックフォーマットする。
プライマリー20GBはCドラで、ここにXPSP2をインスールして、続きIE8とSP3を入れ、電話認証する。

○インストール
Win7proSP1のDVDからブートして、以前のOSを残す方を選択すると自然とDドライブにインストールされる運びとなる。
1時間も掛からず完了。MBのポストが終わると、「以前のOS」と「Win7」と出て選択ができるのは昔と同じ。

○認証
コアシールのID(プロダクトキー)を入れてオンライン認証で試みると、セキュリティエラーとでて認証不可。
以前、Win7のインストールはアップデイトのKBを沢山あてるなど面倒という話は知っていたので、その手順について親切且つ正確なサイトを捜す。
を発見、「かっちゅさんのブログ:Windows7のクリーンインストールでトラブル発生」https://plaza.rakuten.co.jp/kacchu/diary/202102050000/
そこに述べられてる手順で行う。sp1から簡潔(再起動は促された通りすべし)に述べると

KB3020369
 ↓
KB3177467
 ↓
KB3125574
 ↓
IE11インストール
 ↓
KB3172605
 ↓
KB4048957
 ↓
終わり


KBのありかをマイクロソフトからWEBで捜しながらあてていくのだが、時間と手間が掛かることこの上ない。
楽なXPの手順とは雲泥の差で、SP2にしてまとめてくれればいいのにマイクロソフト、もう遅い話だが。2時間は要しなかったが、完了して、再び認証すると今度はOK。かちゅ氏には心より感謝申し上げます。
ここまでブラウザーなどインストールしたが、HDDの使用容量は。XPのCドラが5.3G、Win7のDドラが13.5Gとなった。以外とXP大きいのね。